It's going to be OK

ただの双極性障害者(うつ病)の記録です。下ばかり向いた記事は書きたくないけれど、うつネタが多い気がするのでメンタルの弱い方は一緒に持っていかれないようにしてください。

火曜日の午後

毎週の火曜日は通院日のため16時で仕事をきりあげることになっている。入社当初は毎週通院していたので、特に気にはしていなかった。

最近、通院回数を減らすことにした。寛解なのかわからないが、これといった具合の悪さもなくなったからだ。

自分の身体が宙に浮いているようで、身体の感覚もなく、息苦しく、ただただ悲壮感や喪失感しかなかった時と今は違う。

月1回の通院にしてから、火曜日の時短勤務は自由時間が増えたことになり、遊びたいところだが、友人と会うには時間が早すぎるし、かといって帰宅するのも何故か躊躇われた。

だから、決まって火曜日は喫茶店で暇つぶしをするか、新宿駅でウィンドウショッピングみたいなことをする。

 

地元の駅から1分ほど歩いた所に喫茶店がある。いわゆるチェーン店ではなく、ナポリタンでも出てきそうな個人経営の喫茶店だ。先週ネットで見つけた喫茶店があり、行きたかったのだが、19時で閉店してしまうため、仕事帰りに寄り道することはできなかった。

けれど、今日は時短勤務なので行ってみる事にした。店内は広くて30席近くあった。カウンターが主で、テーブル席が数席あるだけと思い込んでいたので予想とは違っていた。

地元の私でも知らなかった小さな路地にあったからなのか、時間帯なのかわからないが、客は私と、サラリーマンが一人休憩をしているだけだった。

のんびりした時間が心地いいと感じながら珈琲を飲んでいたら、店員がなにかゴソゴソと忙しなくなり、入り口にでかい蜂がいると騒ぎ出した。外側なので店内ではないが、これだと外に出たくないと思っていたら、店員が銀のポットにお湯を入れて「これでいいかな?」と店外へ出て行った。どうやら蜂にかけるつもりのようだった。ムリだろうと思ったけど、うまくいったらしく普通に営業を再開していた。

 

もうすぐ閉店の時間になり、客は私だけになったので、そろそろ時間だなと思い、私は帰宅した。